絵になる風景、円通寺からの眺め
前回の記事で、写真撮影禁止だったころの円通寺訪問で、スケッチして自宅で色付けしたという内容を描きました。探したら、2005年に記事にしていました。この絵自体は、おそらく2000年くらいに描いたと記憶しています。
それで、下の絵が2007年に描いた円通寺です。かなりイラストの雰囲気が変わっていますね。前のは水彩画、これはアクリル画という違いがあります。紙も水彩用紙とケント紙ということで色の吸収具合が違っています。という前に、まず見ている角度がイラストの雰囲気に大きく影響しています。
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角度で違うよ比叡山
2000年に描いた絵は、真正面から比叡山をとらえています。2007年に描いた絵は、右斜めから描いています。
実は、円通寺からの眺めを絵にしたのはこれ以外にもありますが、「借景をどこから見るか」で全く異なる印象を受けるのですね。実際、訪問者の方でお庭が好きそうな方(特におひとり様が多いのですが)は、全角度を楽しまれて、最後に左側あたりで「さて、満喫したぜ」というため息をついて帰られることが多いです。かくゆう私も、そうやって庭を味わいます。
私は「なにかを眺めている人を眺める」っていうのが好きなのです。つまり、「円通寺から比叡山とその下の庭園を眺めている人」を眺めるのはとてもいいのです。庭を見ている、という1人称の時間が、誰かの背中を通じて3人称になる。つまりはストーリーが生まれる。いろんな人がいて、無言のまま、さらっと見てすぐに帰ってしまうご夫婦がいれば、じっくりと写真をとりながら、最後には2人でタイマーで撮影しながら(三脚立ててました。これは明らかにマナー違反。建物に傷がつく)会話を弾ませている年配のご夫婦。お互いの考えを少しずつカフェオレしている若いカップル。庭よりもキミさ、みたいな(くーー私もやりなおしたい!)。
参考情報:
円通寺(wikipedia)
2009年8月の京都旅行(上洛)ネタリスト
極める・日本の美と心(京都の庭園DVD)
日本の庭園(DVD)
英文版 京紅葉 - Autumn Colors of Kyoto: A Seasonal Portfolio

●「借景を求めて円通寺へ」シリーズ記事
借景を求めて円通寺へ-その1-円通寺までの道のり(夏の京都旅行)
借景を求めて円通寺へ-その2-庭園の素晴らしさ(夏の京都旅行)
借景を求めて円通寺へ-その3-借景をどこから見るか(夏の京都旅行)(この記事です)
借景を求めて円通寺へ-その4-編集後記(夏の京都旅行)




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